ジーンズと映画
さてジーンズと名のつく映画は自分の知る限り4本です。
JEANS・世界は2人のために(インド映画)
旅するジーンズと16歳の夏 (アメリカ映画)
旅するジーンズと19歳の旅立ち(その続編)
ブルージーンズメモリー (近藤真彦主演1981年)
この4本はどうにも的外れな感が否めません。特にJEANSは劇中にジーンズが登場するかどうかも疑わしいので観ていません。
『クライマーズ・ハイ』は日航機墜落事件記者の小説『ホット・ドック』は柳葉敏郎のテキ屋のは人情ものTVドラマ『イエローカード』はサッカーなどしない陣内孝則扮するダメパパが復権するTVドラマです。
思い入れを持って、あるいは奇をてらって比喩でトレンド語をタイトルに持ってくると、後で検索できないほどズレが生じますね。自分も肝に銘じたいもんです。
旅するジーンズシリーズもDVDジャケットがジーパンのケツなのはいいんですが、タブが思い切りスモールeのリーバイスなんですね。そういうジーンズがなぜか体型の違う4人のギャルに不思議とフィットして、交互に履くや人生の節目の局面で活躍する、というお話らしいんですが、体型の違う4人をフルサポートするジーンズは伸びるジーンズか、ゆるい昔の501XXしかないはずです。そこらへんをSFか魔術にされてそうなので、やはり観ていません。
ブルージーンズメモリーは、、、たぶん近藤さんが愛着を持ってメモリアルな青春をジーンズに刻んでいたわけでもないでしょうから観てないです。「バッカヤロオォー!」と怒鳴られそうです。ただしマッチは好きなんですがね。この頃のブルージーンズファッションは股上が深い、ウォッシュ系ストレートだったと思います。
五木ひろしが演歌で「洗いざらしのジーパンひとつ~」と歌ったぐらいですから、男は清潔なジーパンに白いTシャツがカッコいいとされていた風潮の真っ只中ですね。この時期にむやみにジーンズを洗うな!と警鐘を鳴らしていたのは、自分の記憶では雑誌『宝島』の連載記事のみでした。
自分は宝島を読んで、『どうやらジーンズは育て方によって、色落ちの善し悪しが別れるらしいぞ』と教えられたものですが、筆者すらよくわかっていないのか、結局現行品をリジット状態から育てるのが一番、と言っていたので、リー101の新品を買ってみたのですが、どうにも全然いい色になりませんでした。
66モデルといわれるリーバイス501あたりが、おそらくいい色落ちをする最後のデニム生地でしょうから、たぶん10年の間に品質は大量生産による劣化が顕著だったと思います。苦情もなかったのでしょう。
なんとこれが自分が新品のブルージーンズを買う最後となったのですから、これ以上のメモリアルな出来事は自分にはないですね。まさにブルージーンズメモリーです。
の3本でしょう。みんなリーゼントです。