ダメ息子ほど可愛いとエデンの東で学ぶ
世界の中心で愛を叫ぶのでなく、今回もまた商品の実用価値と付加価値の問題です、
またかよ、、、
10年くらい前のジーンズ本を見ると、某レプリカメーカーのリーバイスサードタイプのGジャンが3万円以上!していました。リーバイス本社の現行品や復刻品は当時1万数千円です。
レプリカメーカーが暴利をむさぼっていた、と一見考えがちですがそうでもないようです。
少量ロットの生産で、複雑なパーツから成るサードを分解研究し尽くし(知らんがな)、縫い糸の区分分けすら忠実に再現した上、2インチ刻みのサイズ展開をするとコストは跳ね上がるみたいです。
なるほど、、、、
Gジャンはジーパンと違いトイメンの人の目線が胸元を直視するので、赤タブやボタンで 、リーバイスでない事がモロバレし易いんですね。
一目瞭然です。
うあぁ
してみると、本物に近づけようとする努力と苦心は何なのでしょう?こんな徒労は見た事ないです。
偽札を作る人が完璧に模倣した上で福沢諭吉の顔だけわざと変えるようなものですね。
わるくちだよ、、、
いや、馬鹿にしてるのではなく、自分が愛するレプリカ(そもそも屈辱的名称です)メーカーの苦悩が判ったというお話ですよ。
多くのブランドは消え、残っているメーカーでも今もってその価格で作られているとは到底思えません。たぶん1万円台で、しかも壊滅的に売れていないでしょうね。
平たく言えば、農家が田んぼで手間ひまと金かけてタイ米作ってるような行為です。
誰が日本製タイ米に本場タイ米の3倍の金出すんだよ!ですよね。
言いすぎました。
どくぜつ!
自分も最近古着屋にて1万円、3500円、1700円で本物のサード(557・70505ビッグE)を入手しました。
現在の相場は本物でⅠ万円から1万5千円程度でしょうかね(デッドストックを除く)
リーバイスサードはよほどのマニアでないと付加価値がスルーされる鬼っ子ですもんねー。
でもずいぶん長い間(1965年から1995年位まで)Gジャンといえばサードかリー101Jでした。自分の10代から30代後半までを網羅してます。
ま、言ってしまえば青春時代のすべてですね。
こう書いていて、中学時代に(たぶん1971年)どうしてもサードタイプの白が欲しくて、あちこち探して買った記憶が蘇りました。メーカーはパッチなしの不明でしたね。
白というより生成りのソレはアメリカではよそいきらしいですが、日本で着用するとどうしても下請けの工場の人みたいになります。評判が悪くてすぐ着なくなった事すらとうに忘れていました。
最近は原点回帰したのかセカンドよりサードが好きですかね。それも小パッチの70505がお気に入りです。丈が長いです。
サイズ38か40のをヤツを強引に前4つのボタンを閉めて、デニム繊維が悲鳴あげるくらい不自然に横に伸びた状態で着用に及びます。
ポケット下のステッチがはちきれる位の張力で腹部を閉めるとなんか広範囲腰痛ウエストベルトみたいな、腹巻みたいな、胴体コンドームみたいな不思議な緊張感です。
サードは体のラインに沿うから好きです、と、かつて言っていた谷原章介君(君表記はママ・1996年ブーンにて)も唖然でしょう。
おもに室内で過ごします、、、仕事中とか。
だんだんに妙な皺と色落ちが出来そうで、楽しみです。
脱ぐとホッとするんです。
いささかマゾっ気があるのでしょうか?
こんな歳で開花したくはないです。